グレンロイヤルの財布で使用されている革
【ブライドルレザー】・【パテントレザー】
この2つの革の違いを見比べます。
それぞれのメリット・デメリットを確認し、
あなたの求めるレザーはどちらなのか?
この記事を読むことで見極められます。
グレンロイヤルのブライドルレザーってどんな革なの?分りやすく解説♪
一般的にブライドルレザーというのは、
「牛革にミツロウや牛脂などをたっぷり染み込ませた革」
のことを言います。
普通の革よりも耐久性がアップしていて、扱いやすいのが特徴です。
↑使い初めはこのように「ブルーム」という白い粉が
革から浮き出ています。
この白い粉は、革に染みこんだミツロウが浮き出てきたものです。
ブラッシングで革に戻すこともできますし、
もちろん、使っているうちに自然に落ちていきます。
そして、この粉が落ちてきたころに、深みのある光沢を放ち始めます。
自然のレザーなので、いくら耐久性が高いブライドルレザーでも
引っ掻きキズは跡が残ります。
ちゃんとケアすれば、目立たなくなることもありますが、
強いキズは諦めるしかありません。
上の画像の財布は私が使用している長財布なのですが、
ヘコミがついてしまっています。
割と強めについているので、諦めています。汗
他の革に比べれば強い方ですが、やっぱり水には弱いです。
これはレザーの宿命と言えますネ・・・。
水に濡れた場合はシミになる可能性があるので、
雨の日には気を付けないといけません。
長い間使用していると、
革が乾燥してきて、ひび割れを起こすことがあるそうです。
これは、メンテナンスをすることで防ぐことができます。
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半年後のエイジング日記②でお伝えしたように、
グレンロイヤルのブライドルレザーはエイジングが楽しめます。
これは革財布の醍醐味のひとつで、
使う人によっても変化の違いがあって面白い部分です。
私の場合は今のところ↓のように育っています。
先ほど「悪いところ」でキズや水に弱いとお伝えしましたが、
一般的なレザーに比べると強いレザーとなっています。
もともと馬の手綱などに使われている革なので、
耐久性が高く、長期間使うことができます。
たっぷりロウや油分が染み込んでいるので、
独特の重みのようなものが感じられます。
よく安い革財布でカサカサした質感のモノがありますが、
アレとは全然違った感じです。
手触りはしっとりとした質感です。
もちろん、イイ革という実感も得られ、高級感も感じられます。
グレンロイヤルのパテントレザーってどんな革なの?分りやすく解説♪
パテントレザーとは、
牛革にエナメル仕上げを行ったレザーのことを言います。
↓下のように、使い初めからキレイな光沢があるのが特徴です。
このレザーは、牛革に樹脂系の塗装として作られています。
そのため、触り心地はツルツルした感じで、
軽く顔を反射するぐらい光沢があります。
ちなみに、メンテナンスも簡単で扱いやすいレザーとよく言われます。
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革にコーティングしたレザーなので、
エイジングを楽しむことができません。
私のグレンロイヤルエイジングレポート①で、
購入時と半年後を見比べましたが、ほぼ変化なしでした。
パテントレザーはツルツル&ピカピカのレザーなので、
指紋が付くと結構目立ちます。
一度、あえて思いっきり指紋を付けた写真をご覧ください。
光の角度によっては見えなくなることもありますが、
べったり指紋を付けると↑上のように目立ちます。
もちろん、柔らかい布でふき取ればすぐ消すことができます。
極寒の中での使用や、過度な乾燥が原因で、
ひび割れを起こすことがあります。
これは、ラックスプレーというケア用品で予防できます。
ちなみに、使わなくなってしまった時に保管方法がいい加減だと、
色移りや、べた付きが発生することもあるようです。
先ほどの【悪いところ】で「経年変化しない」とお伝えしましたが、
見方をかえると、キレイな状態が長持ちするとも言えます。
年季が入った感じよりも、新品のような感じが好きなら、
パテントレザーの方がオススメとなります。
パテントレザーはその光沢感ゆえに、華やかさが感じられます。
エレガントなイメージが大切な高級ブランドでも
よく採用されているのがその証拠と言えます。
牛革に樹脂系の素材をコーティングしているため、
普通のレザーよりも水や汚れに強くなっています。
私も一度、雨の日に水滴がかかってしまいましたが、
全く影響なしでした。
(あくまで革なので、水にジャブジャブ漬けるのはダメです。笑)
以上、
【ブライドルレザー】&【パテントレザー】の比較でした。
どちらも「良いところ」と「悪いところ」を持っているので、
「あなたにとってどの要素が大切か?」
を考えて選ばれると良いと思います。
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